
「医療滞在」ビザ(特定活動25号)および「その同伴者」ビザ(特定活動26号)は、日本の病院や診療所に入院して本格的な医療を受ける外国人患者と、その日常生活の世話をするために同伴する家族等のために特別に設けられた在留資格です。
このビザは、日本に相当期間滞在して、病気やケガの治療(入院、およびその前後の継続的な通院治療など)に専念することを目的としています。
「医療滞在・同伴者」ビザをもって在留する外国人の人数
| VISA | 2022年12月末 | 2024年12月末 | 2024年12月末 | 2025年12月末 |
|---|---|---|---|---|
| 医療滞在 | 344人 | 318人 | 309人 | 273人 |
これまで、日本で高度な医療や治療を受けようとする外国人患者は、一般的に「短期滞在」ビザ(観光や親族訪問などと同じ枠組み)で入国し、滞在するのが通例でした。
しかし、日本の医療技術を求めて海外から来日する方が増える中で、以下のような課題や指摘が多く寄せられるようになりました。
こうした背景から、日本の優れた医療サービスを安心して受けられるよう、長期の治療スケジュールにも対応できる専用の在留資格として「医療滞在およびその同伴者」ビザが新設され、現在に至っています。
「医療滞在」ビザは、日本の病院や診療所に入院して治療を受けるため、日本に「相当期間(90日以上)」滞在する外国人患者のための在留資格です。
アジアをはじめ世界で高まる医療ニーズに応え、日本の最先端機器による高度な診断、がんや心筋梗塞などの治療、心疾患等を対象とした滞在型の慢性疾患管理といった「日本の医療の強み」を提供し、さらなる国際交流を促進することを目的に2010年に新設されました。
法律(入管法)上、「医療滞在」ビザに該当する活動は以下のように規定されています。
本邦に相当期間滞在して、病院又は診療所に入院し疾病又は傷害について医療を受ける活動及び当該入院の前後に当該疾病又は傷害について継続して医療を受ける活動
【特定活動(25号)】
このビザの対象となるのは、あくまで「入院して医療を受けること」が前提です。
そのため、単に日本のホテルや温泉等に滞在して療養するだけの場合は、ビザの要件に該当しません。
入院前・入院中・退院後の一連の医療(治療)が、連続的かつ継続的に行われることが必要です。この「連続的・継続的であるか」については、担当医師が作成する診断書や治療計画書等に基づき、入管で個別に審査されます。
(※ちなみに、ここでいう医療には「出産」も含まれます。)
入院の前後に行われる通院などの医療行為は、「入院の直接的な要因となった病気やケガに由来するもの」に限定されています。入院理由とは関係のない別の治療目的は含まれません。
このビザでいう「相当期間」とは、治療のために「90日以上」滞在することが求められます。
もし、予定されている治療や入院の期間が90日以内で完了する場合は、「医療滞在」ビザではなく「短期滞在」ビザでの入国を検討する必要があります。
「医療滞在およびその同伴者」ビザを申請するために必要な書類は医療滞在者およびその同伴者ビザの必要書類に記載しています。
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