
「特定活動(2号の3)」は、日本を国際的な金融ハブとするための施策の一環として新設されたビザです。一定の要件を満たす高度な金融系外国人材(投資運用業などに従事するエグゼクティブ)が、日常会話ができる私的な家事使用人(メイドやベビーシッターなど/18歳以上)を雇用し、家庭の家事に従事させるために設けられました。
「母国の事情や家の勝手を知っている家事使用人を日本でも雇いたい」という外国人エグゼクティブの強いニーズに応えるための制度ですが、実務上最も注意すべき点は、家事使用人本人の経歴よりも「雇用主(雇う側)が、高度金融人材としての厳格な要件を満たしているか」が審査の要になるということです。
「家事使用人」ビザをもって在留する外国人の人数
外国人材の受け入れ拡大やグローバル化に伴い、家事使用人を帯同して来日するケースも安定して推移しています。
| VISA | 2022年12月末 | 2023年12月末 | 2024年12月末 | 2025年12月末 |
|---|---|---|---|---|
| 家事使用人 | 1066人 | 1,150人 | 1,220人 | 1,251人 |
外国人が日本で家事使用人を雇用する場合、外国人であれば誰でも自由に雇えるわけではありません。雇用主の在留資格(ビザ)や家庭の事情に応じて、現在以下の4つの種類(告示)が設けられており、「高度金融人材」はそのうちの1つとして明確に位置づけられています。
「家事使用人」ビザで許可される在留期間は、雇用主の滞在予定期間等に応じて決定されます。

「家事使用人(金融人材型)」ビザは、日本の金融市場を活性化させるため、海外から優秀な金融系エグゼクティブ(高度専門職外国人)を誘致する目的で新設された特例の在留資格です。
このビザの最大の特徴は、一般的な「家庭事情型」や「入国帯同型」の家事使用人ビザで厳格に求められる「13歳未満の子どもがいること(家庭事情)」や「来日前に1年以上雇用していたこと(事前雇用)」といった厳しい要件が免除されている点です。他の類型と比べて、極めて優遇された柔軟な制度となっています。
このビザで家事使用人を雇用するためには、雇う側の外国人が以下の「ビザの種類・業務内容」および「世帯年収」の条件をすべて満たしている必要があります。
雇用主が「高度専門職」のビザを有しており、かつ以下のいずれかの金融関連業務に従事していることが必須です。
通常の家事使用人ビザは「1世帯につき1名のみ」ですが、金融人材型の場合は世帯年収の額に応じて最大2名までの雇用が認められています。
ビザを申請する家事使用人本人に対しては、不当な労働を防ぎ、円滑に業務を行うために以下の要件が定められています。
「家事使用人」ビザを申請するために必要な書類は家事使用人ビザの必要書類に記載しています。
当事務所では、これらの複雑な基準をお客様にわかりやすくご説明し、現在の状況を正確に診断した上で、安心できるビザ申請(在留手続き)をサポートしております。
ご不安な点があれば、ぜひ一度ご相談ください。
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